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【期待が大きいスーパーフード!!】桑の葉から作られる琉球桑茶を今から知ろう!

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はいさい!シークワーサー本舗のしもじです!

食物繊維もカルシウムも!
ビタミンもGABAも!
全部入ってるお茶ってなんでしょうか?

それが 琉球桑茶 なんです!

今回は栄養抜群のスーパー植物「シマグワ(桑)」と沖縄の特産品と呼ぶに相応しい生産者の情熱と共にご紹介していきます。

■味は抹茶のような風味

お茶と名前についていますが、緑茶と違ってノンカフェインなんです!
時間を気にせず気軽に飲めますね。

琉球桑茶1〜2gをご用意。
飲み方は250mlのお水かお湯に溶かすだけ!

アイスでも味良し!

ホットでも美味しいです!

見た目は濃い味を想像しますが、サッパリして美味しい!

苦みや渋みは一切無く、
舌に味がしつこく残る不快感はありません。

爽やかな抹茶のような風味、という印象です!

葉っぱを粉末状に砕いただけなので、底に残る溶けにくさがあるのでスプーンやマドラーなどでかき混ぜながら飲むのが良さそうですね!

桑茶ラベル

もちろん添加物は何も無し!桑の葉だけです!

■野菜の王様ケールと比較でわかる凄さ

桑のお茶ってあまり聞いたことがないので、まずはどんな栄養があるのか気になりますね。

そこでわかりやすいようにケールと比較しました。
ケールと言えば、市販のグリーンスムージーや青汁の原料になり、『野菜の王様』と呼ばれたりするなどで有名です。

今回、市販されているケール粉末100%青汁と比較しました。
それがこちら


食物繊維たんぱく質がケール粉末より多いですね!

カルシウムカリウム量も非常に多い!

ビタミンB2鉄分も!

さらに街でよく見かけるGABAも含まれています!

特にカルシウム、鉄分、食物繊維はケールと比較して2倍近くか、それ以上の栄養成分が含まれており、詰まってる栄養の量に驚きます!

一般的に青汁へ使われる『野菜の王様』ケールに引けを取らず栄養価が高い!
野菜スムージーにも桑の葉パウダーを使用するのが良いのではないでしょうか?

1杯分2グラムだと栄養はどれくらい?

おお!女性ですと一日の目安量3分の1は摂れちゃうんですね!
ビタミンやカルシウムのサプリを飲んでる方は桑茶でも良いかもしれないですね!

これだけの栄養を自然のモノから摂れるなら素敵ですね。

なぜ沖縄の桑が良いの?

と浮かぶのが自然な疑問です。
なぜわざわざ沖縄の桑なんだ?と。

実は沖縄の桑はシマグワと呼ばれ、本州の桑とは違う品種なんです。

シマグワは沖縄の強い紫外線から独自のポリフェノール成分(デオキシノジリマイシン 1-DNJ)という成分が多く生成し、この成分が価値の高い栄養として研究が進んでおり、注目されています。

しかも、沖縄のシマグワを本州に持っていくと寒くて枯れてしまうので持ち出すことが難しい。

そう、シマグワは沖縄での生育に適しており、独自性が高い特産品なのです。

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■25000㎡の桑畑を営む社長にシマグワの凄さを聞く

琉球桑茶を生産している 株式会社 沖縄美建販売(おきなわびけんはんばい) の 代表取締役社長である宮国(みやぐに)さんにお話をうかがいました。



宮国さんは一番左。社長も現場で収穫作業をやってます!

これ全部、無農薬なんだよ!

「実はこれ全部、農薬使ってないんだよ!すごいでしょ!」



こうした広さの桑畑があと数か所もあり、全部で25000㎡だそう。

「ウソ!?こんなに広いのに!?
沖縄って湿度が高くてカビはひどいし、虫もいっぱいいるじゃないですか!?
どうやってるんですか!?」

「多少、虫はつくんだけど、それ以上にすぐ大きくなるんだよ(笑)
これはシマグワっていう沖縄在来の品種で虫に強いの。」

「へえ~!確かに生えてる桑の葉で虫に喰われて穴だらけってあんまり見たことない…。」

「しかも、この辺は3月に剪定したばかりで。」

※(取材時は4月でした)



剪定跡の周囲からは枝が伸びて大きな葉が茂ってました

「えええ!!!早っ!もうこんなに茂るんですか?!」

「そうそう、冬場はもう少し遅いけど、春や夏は3ヶ月くらいで収穫できるからね」

「すごい植物ですね…」

「あとね、ほとんどほったらかしなの。」

「え?ほっとくだけ!?水は!?」

「ふふ(笑)自然に降る雨で十分みたいね。
剪定と肥料を少し。あと、たまに雑草を抜きに来たりするけど、あとはほとんどほったらかしだね。」



こんな感じの雑草を3週間に1回ほど処理しに来るそう。

「生命力凄いな…。そんなんで含まれる栄養多いって、ちょっと反則ですね…」

ん??桑の葉ってこんなにデカかったっけ?!

「それにしても、この葉っぱ、異様にデッカくないですか?」



手のひらよりもデカくて見たことないサイズ

「実は、このシマグワはそこら辺に生えてるのとちょっと違っててね。」



通常の大きさのシマグワはこんなもの

「農業試験場の人たちが沖縄県内のシマグワを北から南全部、採取して大きい葉っぱのモノを交配していったの。」

「葉がデカいのを残して、かけ合わせていったらこうなったんですか?」

「そうそうそう!自分が一緒に周ったワケじゃないから詳しくわからないけど(笑)
沖縄県内の離島含めて全部回って大きいのを探しに行ったそうで、すっごい大変だったらしいよ。」



収穫時期になると軽トラくらいの高さ。葉っぱの大きさ伝わりませんか?デッカい!!!

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■桑茶を愛してやまないベテランのパートさんから聞く桑茶の魅力と使い方

ここからは桑茶を愛してやまない伊佐さんから、「桑茶どうですか?」の話をうかがいました。


伊佐(いさ)さんはこの桑事業が始まった当時から働いているベテラン!
桑の葉を枝から落とす作業中にお話をうかがいました!

「こんにちは!
そばにあるボトルにはやっぱり桑茶が入ってるんですか?」

「当たり前さー!自分たちで大事に商品にしてるんだからね!
あ!おたくの青切りシークヮーサーも飲んでるさー!心配しないでね!」

「お気遣いありがとうございます(笑)」

「恥ずかしい話だけど、カフェインは気にしちゃうの」

「やっぱりね、ノンカフェインってのは良いところなの。」

「緑茶とか他のお茶は飲まないんですか?」

「飲まないワケじゃないけどさー。でも、ワタシもこの歳でしょ?
カフェインが入ってるとトイレに行きたくなるワケさ。」



話しながら作業を続ける伊佐さん。後ろに見えるシマグワの枝の山をあと2時間で終わらせるそう。マジですか。

「あぁ~、なるほど。すいません、恥ずかしい話を聞いてしまって。」

「いいのよ~。あなたもいずれなるんだからね(笑)
緑茶も栄養があるけどさ、やっぱりトイレに行きたくなるのはお出かけのときとかに不便だワケさ。だから、自分で桑茶を入れて持ち歩いてるの。

桑だったらノンカフェインだし、栄養もあるでしょ?こっちを選んでしまうワケよ。ね?」


ちなみにお話を聞いてる最中、ずっと帽子にバッタがくっついてました。

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桑の粉末は料理にも使いやすい

桑の粉ってね、ちょっと溶けにくいじゃない?

「おお、確かに溶けにくいですが、デメリットも正直に言っちゃうんですね(笑)」

「当たり前でしょ!(笑)本当にそうなんだから!
だけどね、そこもまた使い道があってね。粉がどうしても余っちゃうこともあるでしょ?」

「はい、確かに」

「だからねぇ、ご飯に入れて一緒に炊いたりするの

「え!へぇ~!なるほど!それは知らなかった!」


風邪ひいたときはおかゆにかけたりね。美味しいワケよ~!
他にもチャンプルー料理に混ぜたり、ゼリー作ったりもするのよ~。」

「すごい!桑茶って名前だから、飲むものとしてのイメージしかなかったけど、応用の幅が広い!なるほど…、名前に囚われてたなあ。」

「ご飯に栄養を足せるでしょ。良い使い方でしょ?真似してね(笑)」

「わかりました(笑)今度、ぜひ教えてください!」



お話が終わる頃にはバッタもう一匹。伊佐さんに教えてあげると「友だちだから寄って来て当たり前」とのこと。友だちだったのか。

■これまで沖縄県以外ではあまり力をいれてなかった理由

地域で愛されてこその特産品だからね。
急に沖縄以外で売ってお客さんから『地元ではどうなんですか?』って聞かれて、返せる言葉がなかったら説得力がないでしょ?


だから、まずは時間をかけて特産品として認知してもらうために地元への浸透から取り組んできたんだよ。

シマグワを特産品とするためこれまでに、行政などが桑の葉スイーツレシピコンテストを行ったり、地元のスイーツショップから桑の葉スイーツが生まれたりするなど、地域一丸となって積極的にシマグワの普及に取り組んできたのだそうです。



浦添市内では桑の葉パウダーを使用したお菓子が和菓子、洋菓子、伝統菓子屋さんで販売されています。

学校給食で桑の実を使用したジャムが採用された際にローカルニュースにも取り上げられ、そこで子どもたちがジャムの小袋へ直に口をつけて吸い込んでいた絵面に思わず笑ってしまった、とすごく嬉しそうに語っていました。

ようやく地域の地盤が固まってきたんだよね。沖縄以外に広めていくのはこれからだよ。

これからもたくさんの人に協力してもらって、シマグワを広く伝えていきたいと思うし、未来には桑にまつわる文化を含めて体験が出来る施設も作れたらイイなとね、思い描いてるよ。



宮国さんは桑を語るとき、声が弾んでるんです。左はスタッフ・こじゃ。

「おおっ!これからがついに本腰!」

■関わるみんなが「良いモノを作りたい、届けたい」を考えている

最後に、、、

筆者しもじがふと気になってポロっと投げかけた質問への答えがとても印象的でした。

「行政がガッツリ関わっているのですが、行政が関わると進みが遅かったり、よくわかんない内に頓挫しちゃったりって話を聞いたりするんですけど、どうなんでしょうか?」

「幸いなことにね、特産品って意識が凄く強くて、みんなで盛り上げていこう!って意識が強くて。熱が高いの!

行政からスタートした事業ではあるけども、特産品を育てていこうってモチベーションが高いのが良いんだよ!
不思議だよね?それが本当にやってて面白いんだよ!」

思っていた以上の答えが返ってきたので、凄く驚きました。
ここには書けないちょっと生々しい内情が漏れてくると思っていたのですが。。。

取材を通して、みんな和やかで前向き。
桑に取り組む人たちの間に漂う空気感が素敵だな、と感じました!

また、桑茶に関する続編を予定しておりますので、良ければ読んでくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました<(_ _)>



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